いったん研究が完成すれば、それで終わりだろうか?研究者はその結論をメディアに単に発表するだけなのか?不幸なことにそういうことがたまに起こるが、あるべきことではない。一般的には、研究者は標準的な書き方で研究を論文にまとめ、科学学術誌に投稿する。研究論文は方法、結果、結論の項目に分けて書かれる。論文が出版される前には、通常、他の科学者達がその研究と導きだされた結論とを評価する。これはピア査読と呼ばれ、科学研究にとって必要不可欠なものだ。ピア査読がそれほど重要である理由は、どんなに正直な研究者であっても、自分自身の研究に対しては冷静な判断を期待できないからだ。彼らは自分の考えに熱中しやすく、全くといってよいほど自分の研究計画とデータ解釈の欠陥に気がつかない。データを解釈するプロセスはすっきり分かりやすいことは少ないから、データが結論を裏付けるのに不適切だとはなかなか気づかない。証拠をよく整理して提示するという自制がなければ、そして、ピア査読による批評とその指導で書き直しを何度かしなければ、研究者は自分の研究を無意識のうちに間違って述べたり、研究の重要性を誇張するかもしれない。
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