未来のクルマは1人乗り

2011.11.22

ドアを閉めると、車体がフワリと宙に浮き上がる。光り輝く計器類から、赤くぼんやりと浮かび上がったボタンを押せば、あっという間に目的地に連れて行ってくれる。誰もが一度は空想した未来の自動車は、軽やかに空を飛んでいたはずだ。では、現実の姿はどんなかたちになるのだろうか。トヨタ自動車が開発を続ける、一人乗りの次世代型交通手段「パーソナルビークル(PV)」は、そんな「未来のクルマ」の一つかもしれない。運転席におさまると、まるで卵の中に入ったようだ。

[参考情報]
シーマ中古車/日産 シーマの中古検索
http://www.goo-net.com/usedcar/NISSAN__CIMA/index.html

ラウム中古車/トヨタ ラウムの中古検索
http://www.goo-net.com/usedcar/TOYOTA__RAUM/index.html

モビリオ中古車/ホンダ モビリオの中古検索
http://www.goo-net.com/usedcar/HONDA__MOBILIO/index.html

モコ中古車/日産 モコの中古検索
http://www.goo-net.com/usedcar/NISSAN__MOCO/index.html

モビリオスパイク中古車/ホンダ モビリオスパイクの中古検索
http://www.goo-net.com/usedcar/HONDA__MOBILIO_SPIKE/index.html

右手にあるレバーを軽くひねると、音もなく前後左右と自由自在に車が滑らかに動き出した。最高時速は約40キロ。速度が上がると、走行時の安定性を高めるため車体が自動的に低くなっていく。車でもなければ、バイクでもない。PVはこれまでのどんな車とも似ていない。実に不思議な乗り物なのだ。PVはトヨタが描く未来の自動車像でもある。まだ実用段階ではないが、トヨタが各地で設置しているショールームなどで体験試乗会を開催しており、5000人以上が体験試乗している。「渋滞している道路をみれば、だいたい5人乗り自動車に1人で乗っている。今の車の使い方ではエネルギーの無駄遣いになる。将来、車は小型化が進み、最終的には1人乗りになるのではないか」。独立行政法人「産業技術総合研究所」(茨城県つくば市)でPVの開発を進める松本治・主任研究員はそう予測する。PVの動力源は電池とモーターだ。排ガスを出さないため、病院やショッピングセンターなど屋内にも乗り入れできる。従来の車よりもはるかに小さく、スピードさえ落とせば、歩道で歩行者や自転車と共存していくことも可能だ。自宅から病院の医師の診察室まで、「ドア・ツー・ドア」での使用も夢ではない。高齢化が一層進む中、交通弱者の足としての役割も期待される。