ハードルがあるのは事実、でもそのハードルは高くない

2012.01.21

必要な初期投資や前提条件がいくつかあるため、輪行はハードルが高いと感じて二の足を踏んでしまう人が多いのも事実です。それでも、そのハードルはほとんどの人が越えられるていどの高さだと私は思います。たとえばパソコンも、10年ほど前までは多くの人がハードルの高さを感じたのではないでしょうか。多くの人が「私に使いこなせるわけがない」と思っていたはずです。高価な機器やソフトが必要で、インターネットの接続に誰もが頭を悩ましたはずです。

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でも、思い切って購入してみれば、そのうちに使いこなせるようになるものです。今やパソコンは多くの人にとって当たり前の存在です。機器やインフラに必要な初期投資は少なくなり、使いやすさを増しています。私は輪行も同じ状況にあると思います。スポーツ自転車はどんどん性能が高まり、愉行での持ち運びが苦にならないほど重量が軽くなっている一方で、価格は手頃なものが増えています。しかも、自転車は健康と環境によいというオマケ付きです。パソコンの普及が人々の生活を豊かにしたかは疑問ですが、輪行という楽しみは間違いなく余暇を充実したものにしてくれ、しかも環境への影響も少ない旅の方法なのです。輪行を駆使することで、自転車は日常生活の移動手段という存在から脱皮し、非日常的な発見を楽しませてくれる旅の道具に生まれ変わります。